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京都市美術館 画室の栖鳳


明治から昭和初期にかけて活躍した京都を代表する日本画家の一人、竹内栖鳳。
京都市美術館では、所蔵されている竹内栖鳳の作品を展示した「画室の栖鳳」展が現在開催されています。

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竹内栖鳳の作品では身の回りの生き物や風景がモチーフとしてよく扱われており、とくに雀や犬の絵などは有名です。
動物のしぐさや生き生きとした表情を観察するために、自宅にイヌ・ネコ・ニワトリをはじめサルやカモメ、イタチまで飼っていたと言いますから驚きです。

展覧会では彼が作品を仕上げるまでに書きためたスケッチブックも実際の作品とあわせて展示されています。
1つの作品、1匹の動物を書くために本当にたくさんのスケッチが行われており圧巻です。絵に対する情熱と同時に、動物に対する愛着も強く感じ取られます。

ちなみに、ニワトリや小動物をよくモチーフにした江戸時代の日本画家、伊藤若冲も自宅でたくさんのニワトリを飼っていたと聞きます。なんだかよく似たエピソードですよね。

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写真は竹内栖鳳の代表作の1つ「清閑」。1935年の作品です。
1900年ごろからパリへ留学されていた事もあってか、日本画の枠や、はたまた時代さえも越えた魅力に溢れていると思います。
この絵はポストカードにもなっており、美術館内で買うことが出来ます。

なお展覧会の期間は3月29日(日曜日)までとなっています。
興味をお持ちの方は是非とも足を運ばれることをお勧めします。

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by yamawaki2527 | 2009-03-26 11:29 | 京都の話題  

京都は早くも桜の季節


今年の春はかなり気が早いようで、京都地方気象台は19日に桜の開花宣言をしました。
なんでも、1953年に記録を開始してから京都としては史上2番目に早い開花宣言なのだとか。

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開花宣言は、中京区にある気象台に植えられたサクラの花の数を数えて行われるそうです。標本木に数輪の花が咲いた時点で開花、とされるそうです。


c0193833_1218496.jpg京都には桜の名所がたくさんありますので、みなさんもお見逃しのないように!

今年は開花が早い分、散るのも早いかも知れませんよ。


(写真は京都府向日市・西向日の長岡京跡付近 2008年撮影)

by yamawaki2527 | 2009-03-23 12:20 | 京都の話題  

矯正装置 マルチブラケットとは


c0193833_1220312.jpg歯列矯正で用いる器具や装置には、多くの種類があります。
中でも一番メジャーで、永久歯(大人の歯)の歯並び治療には欠かせない装置が今回ご紹介するマルチブラケット装置(multi bracket appliance)です。

マルチブラケット装置はアメリカの矯正医Angleによって考案され、1920年代の終わりに発表されました。当時の装置名は「edgewise appliance」というものでした。

c0193833_12314335.jpgマルチブラケット装置は矯正線(アーチワイヤー)とペアで使用され、ブラケットの中央には矯正線を通すための溝(スロット:図中のA)がついています。
この溝に、弾力に富んだ金属で作った矯正線を通すと、矯正線のばね作用によって歯に力がかかり歯の移動が生じます。
矯正線はブラケットのウィングとよばれる部分(図中のB)に、金属の細い紐(結紮線、リガチャーワイヤー)やゴムのリング(エラスティックモジュール)をくくりつけることで固定します。


ブラケット単体では歯を動かす力はありません。必ず矯正線とペアで使用する必要があります。

マルチブラケット装置は歯根に力を加えることで歯根の位置を変えたり、歯を平行移動させたりすることが可能な矯正装置です。
歯を3次元的に移動させる際に最も制約を受けないものが、このマルチブラケット装置です。他の装置はマルチブラケット装置とくらべて可能な移動が限られているか、もしくはマルチブラケット装置と組み合わせて使用することが前提となります。

そのため成人矯正や永久歯が生えそろった中学生以降の方の矯正で、本格的な治療が必要な方には欠かすことの出来ない装置となります。歯並びの状態によっては乳歯列期~混合歯列期(生え変わりの時期)にも一部の歯に使用することがあります。

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by yamawaki2527 | 2009-03-19 12:39 | 矯正治療の話  

京都音楽博覧会


以前このブログで紹介した、京都出身の2人組ロックバンド「くるり」。
そのくるりが主催となり、2007年から毎年9月に京都梅小路公園で「京都音楽博覧会」というライブイベントが開催されています。

京都音楽博覧会では、くるりをはじめとして元オフコースの小田和正さんや元YMOの細野晴臣さんも参加されています。錚々たるラインナップですよね。

c0193833_13431774.jpg昨年9月、京都音楽博覧会2008を記念してシングルCD「さよならリグレット」が発売されました。
ボーナストラックとしてくるりと小田和正さんがデュエットで歌ったライブ音源(京都音楽博覧会2007のもの)が収録されています。

小田さんの透き通った美声はいつ聞いても素敵です。
このCDは2008年内限定生産となっていますので、興味のある方はお店から消えてしまう前に見つけて下さい。

ライブ音源ではありませんが、表題曲の「さよならリグレット」も素敵な歌です。妙に涙腺がゆるんでしまう不思議なメロディラインが味わえます。


なお、京都音楽博覧会2009の開催も正式決定したそうです。
実はスケジュールが合わず今まで一度も行けたことが無かったので、今年こそ行ってみたいです・・。

by yamawaki2527 | 2009-03-17 13:45 | 京都の話題  

スウィートなヴィタメール


c0193833_23555178.jpg本日は全国的にホワイトデー。ここ四条烏丸の京都大丸では、売り場を拡大してお菓子が販売されていました。

ベルギーやフランスからの直輸入チョコなど、色々と目を引く期間限定商品もありましたが、結局地下入口すぐの「いつもの」ヴィタメールに立ち寄りました。(ヴィタメールもベルギー王室御用達ですよ!)


副院長 「という訳で、今日のおやつは大丸のヴィタメールで買ってきたチョコレートエクレアです。」

サエコ 「ヴィタメール美味しいですよねー。大好きです。」

のぞみん 「ありがとうございます~~」

副院長 「ブラウニーもお勧めですよ!次の機会にでもまた。」

るみのん 「コーヒーが合いそうですね。淹れましょっか。」

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そうそう、毎回お小言のようで恐縮ですが「食べたらすぐ歯みがき」を忘れないで下さいね!

by yamawaki2527 | 2009-03-14 23:59 | 京都の話題  

研究会とは


学会と似て非なる存在に研究会や講習会と呼ばれるものがあります。

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研究会とは、所属する歯科医師が症例発表や講演を行い、診断方法や治療手順について意見交換し互いに研鑽するものです。
学会とは異なり印刷論文を発行することはなく、印刷物を刊行する場合も第三者が妥当性を判定したものではありません。(一部には例外があります)

とは言っても、研究会では各種学術論文の内容を紹介してみんなで知識を共有したり、難症例に対して「三人寄れば文殊の知恵」効果で妙案を絞ることができますから、大変意義のあるものです。

研究会は勉強会と呼ばれることもあります。講習会も良く似ていますが、こちらは著名な講師がカリキュラムを組んで教育をするという内容になります。


昨日3月12日は勝手ながら臨時休診日とさせていただいていましたが、この日は大阪で定期的に開催されている矯和会という研究会に参加していました。
矯和会は関西の中では規模が大きく歴史も長い研究会です。1年あたりの開催回数が多く、ベテランから若手まで幅広い矯正歯科医が熱心に勉強しています。

京都からは山脇矯正歯科の院長・山脇裕と副院長・本田領の他にも、洛西口の浅井歯科の浅井拓先生や、六地蔵のかながわ矯正歯科の金川京市先生、出町柳の速水矯正歯科の速水勇人先生、宝ヶ池通白川のきょうこ歯科・矯正歯科の松井恭子先生、宇治市大久保のいなみ矯正歯科の居波徹先生が参加されています。

今回は私をはじめ、「患者さんにとってリスクの少ない治療」という事をテーマに発表される先生が多かったのが印象的でした。
患者さんにとって魅力的に映るエキセントリックな治療法は、成功したときはメリットも大きいのですが、うまく行かないときは他の方法では最早フォローが不可能であったり、歯や歯周組織にダメージを残してしまうことがあります。
患者さんから「こういう方法で治してほしい」という希望をお聞きした場合でも、それを選択した場合のリスク評価を十分に行い、同時にその患者さんにとって最もリスクが低くなる(安定した結果が期待できる)と考えられる治療方法も同時に提案し、それぞれの内容と利点・欠点をよくご理解していただいた上で選択してもらうことが重要だと思います。

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by yamawaki2527 | 2009-03-13 12:40 | ちょっとアカデミックな話  

ほろ酔い気分で雛祭り


3月3日はひな祭り。商業的にはバレンタインデーのような盛り上がりはないのかも知れませんが、古の時代のロマンチックで華やかな魅力を持つ素敵なお祭りです。

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ひな祭りは地方によってひな人形の並べ方が違ったり(京都では男雛を向かって右側に置くことが多いですが関東では違うようです)、供揃い人形の数や衣装も異なるなど、伝統文化に付き物の「決まり事」がほとんどありません。

お祭りが終わっても人形を出したままにすると婚期が遅れる、という話は人形をちゃんと仕舞わせるために考え出された近代の迷信(?)らしく、本来の雛祭りの文化とは関係ないようです。

ひな祭りの起源は平安時代の「ひな遊び」という遊び事から始まるものだそうですから、あまり堅苦しく考えずに季節のお祭りとして楽しむのが良さそうです。

c0193833_2372717.jpg今年のひな祭りには親戚からこんな素敵なお菓子を貰いました。

京菓子司 俵屋吉富さんの「甘酒ボンボン ほろ酔いお雛様」です。
お雛様や桃の花、ひょうたんなどを形取ったお菓子で、中には甘酒が入っています。

この可愛さは和菓子ならではですよね。食べてしまうのがちょっと勿体無いくらいです。


ところで、3月3日はもうとっくに過ぎているって?
細かいことを気にしないのがひな祭りの正しい楽しみ方ですヨ!

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by yamawaki2527 | 2009-03-08 23:14 | 京都の話題  

顎変形症とは


前回まで7回にわたり、不正咬合を原因別に解説してきました。
今回お話する顎変形症は少し毛色が異なっており、ある特徴を持ったかみ合わせから定義されるものではありません。

顎変形症とは、上下の顎骨の大きさや位置に著しい問題が存在し、矯正治療のみでは咬合を改善することができないものを指します。


c0193833_12534699.jpg顎変形症をご説明するために、まずは通常の下顎前突の写真を見ていただきます。
下の前歯が上の前歯よりも外側にありますが、前歯の付け根である歯肉付近を注目して下さい。
ここを見ると、上下のあごの骨の前後的な位置関係をある程度推測することができます。
歯だけを見ると下の歯列がずいぶん前にあるように見えますが、骨の位置を見るとさほど下あごが前方にあるわけではなさそうなことが分かります。


c0193833_12542862.jpg次に顎変形症の一つである骨格性下顎前突症の写真を見てみましょう。
前歯の付け根の歯肉を見てみると、下あごが大きく前に出ていることが分かると思います。
下あごの骨は大変固いため、下の前歯の根っこを前後に動かすことには大きな制約が存在します。土台となる骨の位置がこれだけずれている場合、矯正治療のみで上下の歯列を咬合させることは出来ないため、あごの骨の位置を治す外科手術を併用して矯正治療を行う必要があります。このような治療法を外科矯正と言います。


顎変形症には他にも、骨格の問題が大きくて矯正治療のみでは治療が出来ないような上顎前突、開咬、過蓋咬合などが含まれます。
あごの骨が横方向にずれて生じる交差咬合(昔は「交叉咬合」と表記)や、正面から見てあごが左右非対称に見える狭義の「顎変形症」は、矯正治療のみでは改善がほとんど期待できないため、これらも外科矯正の対象となることがあります。

顎変形症の治療は、矯正治療・外科手術ともに保険診療の対象となります。
ただし、矯正治療を行う歯科医院と外科手術を行う病院の両者が施設基準を満たし所定の手続きを行っている必要があります。

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by yamawaki2527 | 2009-03-05 13:04 | 歯ならびの話  

満開・梅宮大社


c0193833_17455962.jpg梅宮大社(うめのみやたいしゃ)は京都市右京区の松尾橋東側に位置する神社で、酒造の神様・酒解神が祀られています。
子授け・安産のご利益もあるそうです。

駐車場もありますが、阪急嵐山線・松尾駅から徒歩で行くことができます。


c0193833_174637100.jpg梅宮大社では、その名前の通り素晴らしい梅を見ることができます。

境内に入ると早速立派な梅が出迎えてくれますが、神苑にはより多くの梅の木が植えられています。

時間が許すのでしたら、神苑も拝観されることをお勧めします。


c0193833_17471344.jpg神苑に入ると正面に咲耶池(コノハナサクヤ姫に由来するみたいです)が広がります。
池の中の島には茅葺の茶室も見えます。
池の周辺は梅の木が少ないのですが、霧島ツツジや花菖蒲が植えられています。

奥へ進むと北神苑から西神苑にかけて約500本もの梅が咲き誇っています。

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とくに圧巻なのが、神苑の一番奥で見られる梅のアーチです。
暖かい日差しを浴びて輝く花冠は、春がすぐそこまで来ていることを予感させてくれます。

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by yamawaki2527 | 2009-03-01 18:13 | 京都の話題