6月の歯の学会


c0193833_12374015.jpgさる6月13日、大阪千里ライフサイエンスセンターで第52回近畿東海矯正歯科学会学術大会が開催されました。

学術大会とは研究発表や臨床報告を行う場で、学会にもよりますが通常1年に1回開催されます。
発表とは、自分が研究してきた内容について、同じ分野を研究している人や、違う立場の人からの意見を集めて、今後の研究や論文作成の参考にするものです。

山脇矯正歯科は、今年も当学会での発表を行いました。今回は大阪府のたかぎ歯科・矯正歯科 院長 高木秀人先生と、大阪歯科大学歯科矯正学講座 助教 蓮舎寛樹先生との共同発表です。
発表では、かみ合わせの深さをもとに前歯の歯根への負担量を推定するIIDDという計測項目について述べています。
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この計測項目と手法は当院副院長が発案・提唱しているものです。
これは矯正治療法そのものを進化させるための研究ではなく、矯正治療のときに一定確率で起こる「歯根吸収」という嬉しくない偶発症が、どの程度起こりやすそうかということを予測するためのものです。

すべての患者さんが、治療途中に何一つトラブルを経験することなく治療を完了できることが理想ですが、(矯正治療に限ったことではありませんが、)残念ながらこれは原理的に不可能なことです。
しかし問題点を予め察知することができると、対処するための機会が得られたり、場合によっては回避することも可能となります。

当院では、1人でも多くの患者さんが歯や歯周組織のトラブルに直面することなく治療を受けていただけるよう、これからもさまざまな努力を続けて行きたいと思っています。

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by yamawaki2527 | 2010-07-05 12:52 | ちょっとアカデミックな話  

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