研究会とは


学会と似て非なる存在に研究会や講習会と呼ばれるものがあります。

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研究会とは、所属する歯科医師が症例発表や講演を行い、診断方法や治療手順について意見交換し互いに研鑽するものです。
学会とは異なり印刷論文を発行することはなく、印刷物を刊行する場合も第三者が妥当性を判定したものではありません。(一部には例外があります)

とは言っても、研究会では各種学術論文の内容を紹介してみんなで知識を共有したり、難症例に対して「三人寄れば文殊の知恵」効果で妙案を絞ることができますから、大変意義のあるものです。

研究会は勉強会と呼ばれることもあります。講習会も良く似ていますが、こちらは著名な講師がカリキュラムを組んで教育をするという内容になります。


昨日3月12日は勝手ながら臨時休診日とさせていただいていましたが、この日は大阪で定期的に開催されている矯和会という研究会に参加していました。
矯和会は関西の中では規模が大きく歴史も長い研究会です。1年あたりの開催回数が多く、ベテランから若手まで幅広い矯正歯科医が熱心に勉強しています。

京都からは山脇矯正歯科の院長・山脇裕と副院長・本田領の他にも、洛西口の浅井歯科の浅井拓先生や、六地蔵のかながわ矯正歯科の金川京市先生、出町柳の速水矯正歯科の速水勇人先生、宝ヶ池通白川のきょうこ歯科・矯正歯科の松井恭子先生、宇治市大久保のいなみ矯正歯科の居波徹先生が参加されています。

今回は私をはじめ、「患者さんにとってリスクの少ない治療」という事をテーマに発表される先生が多かったのが印象的でした。
患者さんにとって魅力的に映るエキセントリックな治療法は、成功したときはメリットも大きいのですが、うまく行かないときは他の方法では最早フォローが不可能であったり、歯や歯周組織にダメージを残してしまうことがあります。
患者さんから「こういう方法で治してほしい」という希望をお聞きした場合でも、それを選択した場合のリスク評価を十分に行い、同時にその患者さんにとって最もリスクが低くなる(安定した結果が期待できる)と考えられる治療方法も同時に提案し、それぞれの内容と利点・欠点をよくご理解していただいた上で選択してもらうことが重要だと思います。

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by yamawaki2527 | 2009-03-13 12:40 | ちょっとアカデミックな話  

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