下顎前突とは
2009年 02月 05日
前回は奥歯のかみ合わせのずれがもたらす不正咬合、上顎前突のお話をしました。今回のテーマは下顎前突です。
まずは正しい奥歯の関係をおさらいしましょう。左の写真で黄色の矢印が付いているものが第一大臼歯です。
下の第一大臼歯のほうが上のものより約1/3ほど前方にずれているように見えますが、これが正しい噛み合わせということをご説明しましたね。
下顎前突では、奥歯の関係はこのようになります。下の大臼歯が前方に過ぎた位置にあるため、歯の「山」と「谷」がうまくかみ合っていません。また前歯を見てみると、下の前歯のほうが上の前歯よりも前方に出てしまっていますね。
下顎前突の原因としては、下あごの成長量が大き過ぎることや、反対に上あごの成長量が不足していることが挙げられます。上あごの成長量が不足して起こるものをとくに「上顎後退」と呼ぶこともあります。
舌の癖や歯の生え方が原因となることもありますが、ほとんどの場合は骨の成長量の問題が直接的な原因となります。
下顎前突は、前歯の関係が反対になるため前歯をうまく使うことができません。顎の動きに制限が生じることもあります。顔や口元への影響もあり、口を閉じると少しムスッとしたような表情に見えてしまうことがあります。
下顎前突の治療は、軽度な場合は子供のうちから治療を開始することが出来ますが、あごの成長の問題が大きい場合は成長期が終了したのちに手術を併用した矯正治療(外科矯正)が必要となる場合があります。
まずは正しい奥歯の関係をおさらいしましょう。左の写真で黄色の矢印が付いているものが第一大臼歯です。
下の第一大臼歯のほうが上のものより約1/3ほど前方にずれているように見えますが、これが正しい噛み合わせということをご説明しましたね。
下顎前突では、奥歯の関係はこのようになります。下の大臼歯が前方に過ぎた位置にあるため、歯の「山」と「谷」がうまくかみ合っていません。また前歯を見てみると、下の前歯のほうが上の前歯よりも前方に出てしまっていますね。
下顎前突の原因としては、下あごの成長量が大き過ぎることや、反対に上あごの成長量が不足していることが挙げられます。上あごの成長量が不足して起こるものをとくに「上顎後退」と呼ぶこともあります。
舌の癖や歯の生え方が原因となることもありますが、ほとんどの場合は骨の成長量の問題が直接的な原因となります。
下顎前突は、前歯の関係が反対になるため前歯をうまく使うことができません。顎の動きに制限が生じることもあります。顔や口元への影響もあり、口を閉じると少しムスッとしたような表情に見えてしまうことがあります。
下顎前突の治療は、軽度な場合は子供のうちから治療を開始することが出来ますが、あごの成長の問題が大きい場合は成長期が終了したのちに手術を併用した矯正治療(外科矯正)が必要となる場合があります。
by yamawaki2527 | 2009-02-05 12:32 | 歯ならびの話